突然親が倒れた!

親の介護に備えて

介護は誰にでも、ある日突然、降りかかってくる身近な問題です。
将来の自分の老年のことも心配ですが、それよりも先ず、
年老いてゆく親のことを考えておかなければなりません。

統計によると、
80〜84歳では、9人に1人、
85歳以上では、4人に1人が要介護状態になっています。

★75歳を過ぎると介護状態になる可能性が非常に高くなります。

現代のような高齢化社会では、介護問題は特別なことではなく、
ごく身近に起こりうる問題となっているということです。

万が一、親の介護が必要になった場合は、
自分の人生設計の軌道修正を、せざるを得ない状況になります。

特に、親と離れて住んでいる場合などは、
簡単な問題ではないということは、想像がつくと思います。

いざ、自分の親の介護に直面した時に慌てないように、
親がある程度の高齢になった時点から、
あらかじめ介護について考えておくことが大切でしょう。

親とプランを考える!

金銭面、他の家族の健康面等、現実を見据えた上で、
家族全員で介護について話し合うことが大切です。

親自身が介護の準備をしているかどうか?
そのときに家族にどうして欲しいか?

自分はどうしてあげたいか?などを、
日頃から家族全員でお互いに話し合う必要があります。

自宅での介護か、老人ホームなどの介護施設を利用するのかは、
最初の大きな重要項目です。

ご本人の意向を踏まえた上で、経済面でサポートするのか?、
日々の介助でサポートするのか?といった役割分担を、
介護する側の人たちで具体的に決めておけば万全でしょう。

突然、親が倒れた!

介護はある日、突然に訪れます。
いざ親が倒れた時は、慌てずにかかりつけの医院や救急医療センターなどに、
連れて行きましょう。

≪ 退院は介護の始まり!≫

脳梗塞、心筋症などで緊急入院した親が一命を取り留めたのは喜ばしいですが、
現実は、安堵している暇もないくらいに次々と懸案事項が襲ってきます。

退院後の居場所をどこに定めるのか? 日々の暮らしは誰が面倒を看るのか?
リハビリは必要なのか?…などなどの問題です。

昨今の、入院期間を短縮させようという傾向では、
あっと言う間に時間ばかりが過ぎてしまい、
何も決まらないうちに退院の日を迎えてしまうという事にもなりかねません。

通常、病院は入院してから数日のうちに、
治療計画や予想される入院期間について説明をしてくれますが、

この時点から退院に向けての準備をするぐらいの気持ちが必要です。

★最初に取り組むべきことは、親の入院が始まった段階で、
 すぐに介護保険を利用するための申請手続きを行うことです。


≪ ソーシャルワーカー ≫

申請から介護認定を受けるまでに、約1カ月間の時間が必要になりますので、
できるだけ早く手続きを開始したいものです。

そんな時に頼りのなるのが、病院内にいる医療ソーシャルワーカーです。

入院中の不安や困り事を聞いてくれるだけでなく、転院が必要な場合の相談、
退院後の暮らし方についての相談、介護保険についてのアドバイスなど、
専門家の立場から相談にのってくれますので心強いです。

医療ソーシャルワーカーのいない病院に入院した場合などは、
病棟の看護師に相談すると良いでしょう。

介護計画を立てましょう!

退院後に、まず最初に決めなければならないのが、
自宅で介護するのか、老人ホームなどの施設での介護利用か?ということです。

住み慣れた自宅がいいかどうかは、ご本人の意向を考慮して判断しましょう。
自宅介護の場合、家族にかかる負担は想像以上に大きいものになります。
同居家族でどこまでの介護ができるのか?の不安も尽きません。

施設介護となると家族の介護負担は軽減しますが、相応の金銭負担が生じます。
親自身の希望や心身の状況、金銭的状況、家族全員の意見等、
一時の感情だけでなく長期的なスパンで、総合的に判断したいものです。

こんなケースを、よく耳にします…

「子供や他人の世話になるなんて…」という抵抗感が強いお年寄りです。
こんな場合は、無理に家族が説得するのではなく、
医療ソーシャルワーカーや、かかりつけ医院の主治医などに、
説得をお願いするのも一つの方法です。

多くのお年寄りの気持ちで共通する点は、
いわゆる「先生」の言葉には、比較的素直に耳を傾ける傾向があります。

ともあれ、ご家族が親身に取り組まれることが重要です。

介護保険サービスを活用する!

介護を行っていくうえで、介護保険のサービスは欠かせません!

本人や家族の方にとっても、この上ない大きな支えになります。

介護保険サービスは、状況と希望にあわせて高齢者の介護生活をサポートし、
介護する側とされる側の負担をできるだけ軽減するサービスのことです。

介護保険の利用を申請して認定され、
ケアプランが作成されたら、介護保険サービスが利用できます。

利用できる介護保険のサービスは認定内容によって異なります。

介護保険サービスを受けるための手続きや種類をご紹介します。

介護保険サービスについて
介護保険サービスを受けるための手続き
介護保険サービスの種類

まずは、ご紹介した介護保険サービスとはどんなものなのかを理解し、
利用するための申請手続きなどを速やかに行いましょう。