できる!遠距離在宅介護

離れていても大丈夫!

在宅介護の方法にはいろいろな形があります。
少子高齢化、核家族化で、老親と子が別居というのが、
当たり前の社会になりました。

子どもは都会に住み、親は田舎に住む、田舎では核家族化が進み、
親の近くに子どもが誰もいないという場合も決して少なくありません。

たまに帰省し、親の老いを目のあたりにすると、
もし介護が始まったらどうなるの?と、悩んでいる子世代は、
非常に多いようです。

同居が難しいなら、別居のままでも介護はできます。

また、自分たちの仕事や子育て、地域活動、趣味との両立を図りながら、
無理をせず、親をケアすることは可能なのです。

いろいろな介護の手段やシステムを知って利用することで、
一人で頑張り過ぎないようにして、賢く遠距離介護を乗り切りましょう。

遠距離在宅介護・3つのポイント!

親と離れて住んでいる場合、頻繁に親の様子を見に帰ろうと思っても、
なかなかそうはいかないのが実情でしょう。

地図上の距離は遠くても、心の距離を近く保つことは可能です。

遠距離介護を成功させるための、3つのコツをご紹介します。

@先ず、よく話し合いましょう♪

介護は、自分ひとりで出来るものではありません。
介護を受けるのは親です。
家族、兄弟で、よく話し合い、協力体制を組むことが必要不可欠です。
そこで、ご提案したいのが「家族会議」です。
介護の方法や役割、費用の分担など、あらかじめ話し合っておきましょう。

≪ 家族会議 ≫ 例えばこんなこと…
◎ 第一に、親が今後、どのように老後を過ごしたいかを尋ねましょう。
  住み慣れた土地なのか、子供の近くに住みたいのか、
  また、現在の手のかかる一軒家から、手軽で便利なマンションに、
  移る方法など、具体的に話し合うことです。

◎ 誰がキーパーソンとなるのか、家族の役割分担や意見をまとめたり、
  役所や施設、リフォーム会社との交渉を行ったりするのかを決めて
  おきましょう。

◎ 介護費用もどのようにして賄うのかを、考えておく必要があります。
  費用の分担はもちろん、親の預貯金や生命保険、有価証券などあれば、
  介護費用に回せるものの確認も重要です。

◎ 夫婦間では、互いの親が介護を必要になった場合を考えて、
  その時はどのように対応するのかをあらかじめ話し合っておきましょう。

Aコミュニケーションを密にしましょう♪

1)日ごろから電話などで、親との連絡を取ることを心がけましょう。

親と離れて暮らしていると、ついつい普段の親の様子は見えません。
たまに帰省しても1・2泊だと、親の様子が少し変でも、
「歳のせいかな〜」のひと言で片付けてしまいがちになります。

しかし「あれっ?」と感じたその裏には、
何か重大な病が隠れている前触れと言うこともあります。

また、ムダなリフォームや高額商品を売り付ける悪徳業者が、
突然、あなたの実家を訪れるかも知れません。

老親が騙されない為の対策も、離れて暮らす子の役割となります。
老親には高齢者世帯を狙う悪質商法が多いことを説明しておきましょう。
そして定期的な対話も忘れないように、声だけの電話介護も効果的です。

2)万が一の時には連絡が取れるように、連絡先を知らせておきましょう。

離れていると、緊急時に親元に直ぐ駆けつけることはできません。
実家の近隣の方にお願いし、お互いの連絡先を確認しておきましょう。
介護保険のサービスを使っているなら、担当のケアマネジャーとも、
連絡を密に取るよう心がけておきましょう。

そうすることで、普段から気をつけて見守っていてくれますし、
緊急時には迅速に対応してもらえるので安心です。

3)主治医とのコミュニケーションも大切です。

いざという時の、掛かりつけのお医者様ともコミュニケーションをとり、
緊急の連絡先なども忘れず確認しておきましょう。
また、普段飲んでいる薬なども確認しておくと良いでしょう。
帰省の際に、親と一緒に受診に同伴して話を聞いておくと安心です。

B介護度が上がらないようにしましょう♪

在宅での遠距離介護は、親がある程度自立して生活が出来ることが、
前提となります。

24時間の介護が必要になれば、通うだけの在宅介護は無理になります。
そのためにも、今よりも親の介護度が上がらないようにすることが重要です。

1)日常生活が不自由になってると感じたら、

ぎりぎりまで我慢せず、早めに福祉サービスを導入しましょう。

不自由なままの生活を我慢して続けていると、
知らず知らずのうちに親は心身ともにますます弱ってしまいます。

ヘルパーさんに来てもらうなどして、健康的な日常生活ができるよう、
早めに手を打っておきましょう。

2)介護保険を活用して、住まいの介護リフォームで、
  住環境を整えておきましょう。


転倒などを防ぐために、必要な箇所に手すりをつけたり、
床の段差をなくしたり、自治体によっては介護保険とは別に、
独自のサービスとして、住宅改修を実施しているところもあるので、
問い合わせてみましょう。

また、火の消し忘れなどの事故を防ぐためにも、
電磁調理器に変えたり、暖房などを電気式に変えることも有効です。

ここで注意したいことは、急激に環境を変えてしまうと、精神的な
負担にもなりかねないので、現状の生活形態をなるべく変えないように、
考慮しながら、本人の希望、状況に合わせて改修すると良いでしょう。

遠距離在宅介護の「お役立ち情報」!

現在、高齢者を支えるためのシステムやグッズは、様々な種類のものが、
たくさん出回ってっています。

中には「なるほど、これは便利だ!」と感心するような商品もあります。

しかし介護関連の商品は、あまり広告・宣伝される事が少ないので、
全般に情報が行き渡っていないというのが現状のようです。
でも、有ると無いじゃ大違い! 積極的に、情報を集めて見てください。
そこで、有効なのが、何といってもインターネットによる検索です。

役立つ高齢者情報の入手が容易なのと、その場で商品を購入できたり、
相談ができるサイトをうまく活用すれば、遠距離介護にはとても役立ちます。

また、都道府県の多くは介護関連商品を展示するセンターも設けており、
専門家のアドバイスも受けられるので、一度のぞいて見る価値はあります。

下記に遠距離介護を支えるお役立ちのサービスの例をご紹介します。

★見守りサービス!

「みまもりほっとライン」(象印)

無線通信機を内蔵したポットを高齢者が使うと、
その使用状況についての情報が、インターネットを通じて、離れて暮らす
家族にも伝わります。

家族は携帯電話やパソコンで、いつでもチェック出来るというシステムです。

普段使うポットだから、お年寄りにもなじみやすいし、
配線のいらない無線システムだから工事も不要なので気軽に利用できます。

★介護帰省割引!

介護のために、高齢の親のところへ頻繁に帰省したりする時の、
遠距離在宅介護にかかる交通費は、大変に頭の痛い問題です。
費用的にも高い部類の航空料金については、大手航空会社の各社が、
介護(帰省)割引を用意していますので紹介しておきます。

現在、介護割引を導入しているのは…、

JAL(日本航空)/ ANA(全日空)/ SNA(スカイネットアジア航空)/
SFJ(スターフライヤー)といった航空会社で、1年間有効の介護パスを、
各航空会社が発行するかたちで、航空料金の割引が、受けられるものです。

割引率や、申請方法は航空会社で異なりますが、27〜43%程度と、
ケースによっては、「特割」などに匹敵する高い割引率が、
繁忙期や当日予約でも適用されることから、頻繁に「遠距離介護」のために、
帰省する方にとっては、特に好評のようです。

詳細については、以下の航空各社説明ページをご覧ください。

JAL(日本航空) 介護帰省割引
 ★http://www.jal.co.jp/dom/rates/rule/r_kaigo.html
ANA(全日空) 介護割引
 ★http://www.ana.co.jp/dom/fare/guide/kt/kt.html
SNA(スカイネットアジア航空)介護特別割引
 ★ http://www.skynetasia.co.jp/fare/price/nursing.html
SFJ(スターフライヤー)介護割引運賃
 ★http://www.starflyer.jp/fare/fare_list/nursing.html