有料老人ホームについて
有料老人ホームは、老後の住まい方の一つとして誰もが思い浮かべる、
一般的な選択肢になりつつあります。
ひとくちに「有料老人ホーム」といっても、入居対象となる方や提供
されるサービスの形態は、多岐にわたります。
それぞれの特徴を知って、自身の体の状況やライフスタイルに、
合ったところを選ぶことが大切です。

2000年4月/制定の介護保険制度により、自己負担1割で介護保険を、
利用できるようになり、年金のある方ならその範囲内で、比較的安価で
入居できる有料老人ホームも徐々に増えてきています。
高齢者の住まいとしての老人ホームは、
【公的なもの】と【民間が経営する】ものの2つに大別されます。
公的主体で代表的なものは…

公的主体で代表的なものは…

ここでは、介護を対象にした民間主体の代表的な、
下記の二つの概要を説明します。
 ■ 介護付き有料老人ホーム
 ■ 住宅型有料老人ホーム
 ◎ 厚生労働省が主管し、都道府県の高齢福祉担当窓口が許認可の実務
 を行ないます。

< 介護付き有料老人ホーム >

食事や清掃から介護サービスまで、すべてを施設の介護スタッフが提供
するタイプの有料老人ホームです。
有料老人ホームの内では最も数が多く「老人ホーム」と言えば、多くの
方が最初に思い浮かべるのがこのタイプでしょう。
介護サービスの内容は、施設のケアマネージャーが個人の状況や要望に
応じて利用計画を立てます。
それに基づいて、介護スタッフがサービスを提供する仕組みです。
保険者である市区町村が認定する介護付き有料老人ホームは、財政負担が
伴うので、最近は制限がかかっているのが現状です。
現実には微増の状況です。
◎ メリット ◎ すべてのサービスは、常駐のスタッフが提供するので、
外部の事業者を利用するタイプに比べてスタッフの目が
届きやすく、ちょっとした要望なども頼みやすい。
入居者に対するスタッフの人員数などの基本的な条件が
決められているので安心材料になる。

●デメリット● 介護付きと言えどもスタッフが、1対1で対応してくれる
わけではないので自宅でサービスを利用するときと違い、
サービスのきめ細かさや家族の目が届かないことがある。



< 住宅型有料老人ホーム >

施設スタッフが提供するのは、食事サービスと緊急時の対応などの
日常的な生活支援だけです。
一般の介護付き有料老人ホームの次に多いのがこのタイプの施設です。
基本的には、介護サービスを提供しないので、賃料や一般的な管理費は、
施設に支払い、介護サービスの利用料金は外部の事業者に支払うことに
なります。
◎ メリット ◎ 介護サービスについては、入居者個人が選定した
ケアマネージャーと相談してサービスを選択できるので、
それぞれのニーズにあった介護サービスを受けられます。
●デメリット● 施設スタッフと外部の介護サービス事業者は、
連携していないので、いざという時の対応の臨機応変さに
欠ける場合もあります。
※ コメント ※ 現実には施設内に、外部の介護サービス事業者の
介護ステーションがあり、介護と一体的なサービスを、
24時間提供しているところも多くあります。
介護付き有料老人ホームの微増と、入居希望者増加の
ギャップを埋めるために行き届いたサービスを提供できる
≪住宅型有料老人ホーム≫の開発が期待されています。